やつらは本気なのか!?
親子5人で愛・地球博に行って参りました。スケジュールがぎりぎりまで決まらなかったせいで企業パビリオンの予約は取れず、長時間並ぶ気力も元より持ち合わせてはいないので、行列の短い外国館を中心にぶらぶらと見て回ることに。ワニ肉バーガー喰ったり、やしの実ジュース飲んだり、シシカバブつまんだり、のんびり楽しく過ごして来ました。
会場内で何よりも驚いたのが、日陰があまりにも少ないこと。行列する場所も、各パビリオン間の移動用の回廊もまったく屋根がない。終日薄曇りだったから良かったけれど、晴天だったら倒れていたかも。これからますます暑くなるのに、どうするのだろう。
混んでいるところは避けたせいで、各館の展示はおおむね地味な印象だったのだが、その中でロシア館だけは特別気合いが入っていた感じ。マンモスの全身骨格と子マンモスの剥製が間近で見放題なのは有名だけど、個人的にもっと感銘を受けたのは、宇宙開発と航空機関係の展示物。ほとんど縮尺模型ばかりながら、水素エンジン使用の新型スペースシャトルとか、一般の飛行場から発着して衛星軌道を周る旅客機とか、昔の少年誌の図解グラビアに出ていたような流線型のメカがあれこれ並んでいた。
いちばん凄かったのがこれ。やたらとでかそうな飛行艇だなあ──と、近づいて上から見ると……な、何と、トラックやヘリコプターが何台も中に詰まってる……本気か? まあロシアなら道路や鉄道、港湾が未整備な地域もまだまだあるのだろうが、それにしても巨大飛行艇での空輸に頼るというのは、いったいどういうケースを想定しているのやら。
会場では詳しい説明がぜんぜんないので、気になって帰宅してからネットでも調べてみたけれど、どうもそれらしいものが見つからない。ひょっとして、いままで極秘扱いだった構想を初公開したのだろうか。それとも万博向けのハッタリとか?
ともあれ、レトロなSFメカがお好きなら、愛・地球博のロシア館はお勧めです。
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