購書備忘録2005その32 八尾東大阪古書店巡り
八尾市西部と東大阪南西部で古書店巡り。休日出勤のついでなのでたいして回れなかった上に、事前にインターネットタウンページで検索したにもかかわらず休・廃業してしまっていた店が多く、収穫は下記の3冊のみ。
グレン・ラーソン&ロバート・サーストン『宇宙空母ギャラクチカ』(1981,三笠書房)
70年代末のSF映画ブームに乗って作られた同名SFテレビ・シリーズのノベライズ。初版帯付きではあるが、実はほんとうの初版は先行公開された映画版封切時に出ている『宇宙空母ギャラクティカ』(1979,三笠書房)で、この本はテレビ放映開始に合わせた改題バージョンなのである。書名だけではなく、本文の艦名もちゃんとギャラクティカからギャラクチカに変更されている。
テレビ版はかなりだるい仕上がりだったが、メカだけはやたらとかっこよかった──って『マイティジャック』とまるで同じだなあ。またまた同じく、コナミから食玩も発売されていたりする。だが、こちらは『マイティジャック』と違ってアメリカで最近、リメイク版テレビ・シリーズが作られている。冒頭のエピソードのみ日本版DVD[Amazon]も発売されていてメカもお話しもなかなか良いらしい。私はまだ観ていないのだけど。個人のサイトながらたいへん詳しい紹介が、こちらにある。
岩本隆雄『星虫』(1990,新潮文庫)
第一回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になった、ファースト・コンタクトもののSF長篇。ああこれは持ってるような……と思いつつ、初版帯付き格安なので買ってしまった。帰宅後に確認すると、帯欠だがやはり持っていたのだった。ふ、よくある話さ。
この小説、新潮文庫の初版とソノラマ文庫の現行版[bk1][Amazon]とで、かなり異同があるのだそうで。近々アニメ化されるらしいが、初版にプレミア付かないかなあと、さもしいことを考えたり。
日本兵器研究会『現代戦車のテクノロジー』(2001,アリアドネ企画)[bk1][Amazon]
現代戦車関連の概説書。最新型のメカニズムだけでなく、戦車の誕生から現代までの歴史や運用法戦車メーカーや市場の動向など、幅広い話題を過不足無くカバーしており、戦車というものについて手っ取り早く概要を知るには手頃だろう。
帰途、難波の新刊書店で特撮雑誌『宇宙船』の休刊号を買う。もう何年か前から勢いが衰えている感が否めなかったが、創刊以来25年も買い続けてきただけにやはり寂しい。これから、特撮物の新作についての情報をどうしよう。『特撮ニュータイプ』っていまいち買う気しないし、ネットのみに頼るのかなあ。
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