購書備忘録2005その15 『空の果てまで』
仕事の出先で寄った新古書店で、高橋たか子『空の果てまで』(1983,新潮文庫)を購入。「私のすぐそばに存在する者は、私は絶対に許せない」と、家族や友人に激しい憎悪をぶつけていく女性の物語。怖すぎ。
以下3冊はbk1で購入したもの。
L・P・デイビス『忌まわしき絆』(論創社)[bk1][Amazon]
「論創海外ミステリ」という叢書の一冊だが、超能力を持った少年の犯罪を巡るホラー風の長篇らしい。原書は1964年に発表されたもので、モダンホラーの先駆の一つと言えるかも。これは読み始めているので、近日中に詳しい内容も紹介しようと考えている。
クリストファー・プリースト『魔法』(ハヤカワ文庫)[bk1][Amazon]
これはハードカバー版をすでに持っているが、訳文を全面的に手直ししたと聞いたので購入した。「SFマガジン」4月号によると、同じ文庫の『奇術師』が好評で、プリーストはいろいろ邦訳が続くようである。
横山光輝『原作完全版ジャイアントロボ(上)』(講談社)[bk1][Amazon]
往年の傑作特撮テレビドラマの原作で、完全版はこれが初めての発売らしい。さっそく読んでしまったが、幼時より慣れ親しんできたテレビ版との違いに驚きの連続であった。ロケットパンチの元祖はGR2だったのか……。下巻の発売が待ち遠しい。
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