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2007/03/09

ハマー・ホラー読本の出版企画

 先にご紹介した『新ドラキュラ/悪魔の儀式』のDVDを監修したホラー映画研究家石田一が、菊地秀行の協力を得てハマー・フィルムのホラー映画ガイドブック『恐怖の遺産/ハマー・ホラー完全読本』を出版する企画を立て、予約を受け付けているとのこと。詳しい内容はこちら。

 石田一は1998年にハマー関係者のインタビュー記事の邦訳を中心にした『ハマー・ホラー伝説』[bk1][Amazon]を出していて、巻頭の謝辞に「個々の詳細な作品紹介や作品評は続巻に譲るとして、記念すべき第1巻は、ハマーファンが最も知りたいと思われる舞台裏を覗くために、当時の関係者の証言を中心にまとめることにした」と書いていた。今回の企画は、おそらくその続巻に当たるものなのではないだろうか。

 ハマーの作品紹介の本としては、梶原和男『ハマーフィルム・ホラー&ファンタスティック映画大全』(洋泉社)[bk1][Amazon]がすでにあって、これは非ホラーも含めたハマーの全作品のフィルモグラフィを掲載しており重宝するのだけど、最小限のデータのみで批評性や遊びに乏しい憾みがあった。石田一は1970年代からファンジンで批評研究に腕を奮い続けプロとなった叩き上げのホラー映画ファンだけあって、今回の『恐怖の遺産/ハマー・ホラー完全読本』はその穴を埋めてくれる決定版ガイドブックとなることが期待される。ただし、3月末日までに予約数が500部に達しないと発行を見合わせるそうなので、ご注意を。

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