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2005/04/22

購書備忘録2005その25『M3ハーフトラック1940-1973』

 bk1より、スティーヴン・ザロガ『M3ハーフトラック1940-1973』、『特撮映画大全集 東宝戦争映画編』が届く。

スティーヴン・ザロガ『M3ハーフトラック1940-1973 オスプレイ・ミリタリー・シリーズ・世界の戦車イラストレイテッド32』(大日本絵画)[bk1][Amazon]
 ハーフトラックとは前輪がタイヤで後輪がキャタピラ式になっているトラックのこと。不整地踏破能力が買われて第二次大戦中にアメリカとドイツが戦車部隊に随伴する歩兵の足として採用し、今日まで続く装甲兵員輸送車の系譜の出発点となった。
 M3シリーズは米軍のハーフトラックで、第二次大戦中連合軍側の機械化歩兵部隊を支えたのみならず戦後も各国へ輸出され、ジープと並ぶベストセラー兵器となった。本書はM3シリーズの生い立ちから対戦車自走砲型や対空自走型といったバリエーションの紹介、米軍機械化歩兵部隊の編成・運用、輸出先各国での活躍といった幅広い話題を、わずか50ページほどの紙幅で巧みにまとめている。対戦車自走砲型であるM3戦車駆逐車の部隊が、北アフリカのエル・ゲタールでティーガー2両を含む敵戦車30両を撃破してドイツ軍の猛攻を防いだ話などは、ドイツ軍びいきのミリタリー・ファンが多い日本では、あまり知られていないのではないだろうか。

川北紘一特別監修『特撮映画大全集 東宝戦争映画編』(セプト)[bk1][Amazon]
 これは2000年に発行されたものだが、今まで買い逃していた。東宝の特撮映画というと『ゴジラ』を始めとする怪獣映画ばかりがクローズアップされていて、もう1本の柱であった戦争映画は観ることができる機会も少なく、ほとんどの特撮映画関連書籍では怪獣映画の添え物のような扱いになっている。本書は、1940年の『燃ゆる大空』から1984年の『零戦燃ゆ』まで全19本の東宝特撮戦争映画について見どころとストーリーを紹介しているもので、スタッフ・キャスト等のデータが不完全だとか写真の画質が粗いとか気になる点は多々あるものの、とにかく類書がないので貴重な一冊と言える。

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